Q. シングルハンドウォッチの起源は?
A. 18世紀半ばまでは、6000年以上前に使用されていた「日時計:太陽の日周運動を利用して、太陽の時角の推移から時刻を定める装置」にインスピレーションを得て、教会の塔、タウンハウス、置き時計、掛け時計などは全て1針でした。そしてその後登場した最初のウェアラブル時計もシングルハンドでした。現在においても、ロンドンのウェストミンスター寺院などをご覧頂くとお分かり頂けるように、世界各地で歴史あるシングルハンド(1針)だけの塔時計が見られます。
Q. 現在でもシングルハンド時計として使われている有名な塔時計があるか。具体的に教えてほしい。
A. 現在でも歴史あるシングルハンドの塔時計が世界中で見られます。ロンドンのウェストミンスター寺院、トレド大聖堂、デルフト市庁舎、フライブルク大聖堂などが例に挙げられます。
Q. なぜ現代においてもシングルハンドウォッチは存在するのか?
A. シングルハンドウォッチには、目まぐるしく動く分針や秒針がないため、目まぐるしく変化する世界において、時間がよりゆっくりと流れるように感じられます。繊細にデザインされたシングルハンドの先端は、文字通り「今の瞬間」を指します。時計をひと目見ただけで、着用者は重要なこと、つまり現在の瞬間そのものを思い、過ごすことが出来るのです。時計を通じて「今の瞬間」の大切さとその気づきを与えることがマイスタージンガーのブランドスピリットでありマイスタージンガーとしての使命であると感じています。